当ブログの管理人のサムです。
こちらのサイトではビジネス、投資、副業といったお金にまつわる情報商材を考察していきます。
さて、今回は株式会社X-Styleの中村 浩規が販売している『VICTOR』という商材について検証してみたいと思います。
このページを見ているあなたはこの商材が本当に儲かるのかどうかが気になっていると思います。
そこでネットビジネス歴10年選手の私が、あなたの代わりに検証してみました。
結論から先にいうと、こちらの商材で稼ぐことは難しいと思います。
なぜそのような結論に至ったかについて詳しく解説していきますね。
VICTORの概要
【自称】クオンツアナリスト坂井 彰吾が開発した、資産運用AI搭載システム、だそうです。
それではいつものようにセールスページ(LP)を見ていきましょう。
<特徴>
●スマホ1台、1日数分で副収入を実現。
●世界初・多層構造アルゴリズムAI搭載
●累計1529名に選ばれた資産運用システム
●高水準パフォーマンス継続10年間
●簡易性格付機関最高格付AAA
●英国ジブラルタル政府認証
●最低20円から運用できる
LPから汲み取れる情報は以上です。
スマホで行う資産運用のようですが、LPからは投資対象が何なのか等、一切不明です。
AI搭載の資産運用システムでしょうか?
公式LINEへの登録をし、案内手順(動画視聴)を進めていきます。
すると『本案件=ブックメーカー投資』だと判明します。
「LINEに通知が来たらトントンと2タップするだけの資産運用システム」
具体的には海外ブックメーカー「bet365」で行うスポーツベッティングだそうです。
※ブックメーカーとは欧米における賭け屋の事。
※スポーツベッティングとは、スポーツの勝敗に賭けるスポーツ賭博の事です。
つまり、LINEに「〇〇に賭けろ」という指示が来るので、そのとおりに賭ければ儲かる。
というのが本案件の仕組みです。
また、本案件を利用するには高額な『VICTORプレミアムメンバーズ』への加入が必須との事。
費用はいくら?
『VICTORプレミアムメンバーズ』入会費用は198,000円(税込)
特定商取引法に基づく表記
会社名 (販売業者) |
株式会社X-Style |
---|---|
代表者 (販売責任者) |
中村 浩規 |
所在地 | 東京都港区南青山2-2-15-531 |
電話番号 | 03-4400-0704 |
メールアドレス | 記載なし |
販売URL | 記載なし |
特商法とは
特定商取引法により、事業者は運営会社名や店舗運営責任者といったような「特定商取引に基づく表記」をECサイト上に掲載することが定められています。
特定商取引法で対象となる商取引は訪問販売、通信販売、電話勧誘取引・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入などで、インターネット上での取り引きは、通信販売に該当します。
事業者所在地
特商法に記載している住所をGoogleマップで調べてみました。
画像出典元:Google Map
オフィスはこちら「ウィン青山」内のバーチャルオフィスを利用しているみたいですね。
中村 浩規 坂井 彰吾ってどんな人?
本案件の運営会社、株式会社X-Style代表の中村 浩規。
LPにプロフィールはなく、どんな人物なのかは不明です。
因みに以前は『黒川こうき』という人物が代表取締役を務めていました。
代表が交代したのでしょうか?それとも「中村浩規」は「黒川こうき」の別名でしょうか、、
次に、VICTORの開発者として、坂井彰吾とは、どんな人物でしょうか。
LPのプロフィールによりますと、慶応卒のクオンツアナリストとの事。
金融業界では名が通った実業家だそうです。
※クオンツアナリスト(数値データを分析し、市場の動向や投資戦略を理解する専門家)
残念ながら、ネット上では裏付けとなる経歴詳細は一切確認できませんでした。
株式会社X-Styleの実績は?
そして法人情報を調べたところ、2016年8月に設立。
会社HPは見当たりませんでした。
また、「2タップフィーバー」「2タップCHANCE」という悪評商材を販売していた事が判明。
本案件同様、海外スポーツ賭博て稼ぐというブックメーカー投資の高額商材でした。
名称は違うものの、内容は同じ=『焼き増し案件』で間違いないでしょう。
この商材や販売者の評価
調査の結果、本案件の実態はブックメーカー投資予測システムの高額販売でした。
簡単に言うと『AIによる海外スポーツ賭博の予想システム』ですね。
システムの販売と書きましたが、スマホやPCにシステムを導入するわけではありません。
単に購入者のLINEに通知が届くだけです。
通知内容の背景にAI予測システムが存在するとの事ですが、怪しいところですよね。
高額費用を払っても、スポーツベッティングで本当に勝てる情報が届く保証はありません。
また、「焼き増し案件」という事で、名称を変えながら販売を続ける手口を使用。
今回は案件名だけでなく会社の代表者も変更。
そこまでさせる悪評だったという可能性が高いですね。
上記の事からも、本案件は危険視するべきでしょう。
ところで、本案件のLPに「世界初」という記載があります。
最上級表現を広告で使用する場合、根拠や基準を客観的に明記する必要があります。
LP内を確認しても、客観的裏付けの記載は一切見当たりません。
正しい広告表現が行われていない=危険な案件か見分けるポイントになります。
まとめ
以上の結果から私は推奨できないです。
そもそも資産運用とギャンブルは違うものです。
運任せのギャンブルで資産運用ができるとするのは無理があり、虚偽案件だと言えるでしょう。
LPに目を通した際、ビジネスモデルが不明確な時点で多角的に疑ってみて下さい。
怪しい案件に深入りするのは時間の無駄です。くれぐれも慎重に願います。
この記事をご覧になられたあなたは、ぜひ踏みとどまっていただくことをおすすめします。
大切なお金を捨ててしまわないよう、今一度しっかり考え直してくださいね。
最後に
プロフィールにも書いておりますが、私は10年以上前からインターネットビジネスに取組んできましたので、様々な商材を購入したりコンサルティング等も受けてきました。
人一倍失敗を繰り返し、苦い経験を積んできましたので、この記事を読んでいただいているあなたには、私と同じような失敗をしてほしくないと心より願っております。
私の記事が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人:サム