当ブログの管理人のサムです。
こちらのサイトではビジネス、投資、副業といったお金にまつわる情報商材を考察していきます。
さて、今回はトラスト株式会社の鈴木 優次郎が販売している『THE FANFARE(ザ・ファンファーレ)』という商材について検証してみたいと思います。
このページを見ているあなたはこの商材が本当に儲かるのかどうかが気になっていると思います。
そこでネットビジネス歴10年選手の私が、あなたの代わりに検証してみました。
結論から先にいうと、こちらの商材で稼ぐことは難しいと思います。
なぜそのような結論に至ったかについて詳しく解説していきますね。
THE FANFARE(ザ・ファンファーレ)の概要
資産構築システムを統合した次世代型アプリ利用で完全自動で稼げるという案件のようです。
それではいつものようにセールスページ(LP)を見ていきましょう。
<特徴>
●完全無料
●3つの資産構築システムを統合した世界初の次世代型アプリ(次世代の資産構築アプリ)
●やることはアプリのダウンロードをするだけ。
●完全自動で毎日最低1万円稼げる
●期間限定、アプリダウンロードした全員に給付金10万円&金の延べ棒5万円プレゼント
●1年最低360万、最大1800万円の利益が確定
<THE FANFARE ご利用までの流れ>
Step1)フォームよりメールアドレスを入力
Step2)公式LINEに登録しダウンロード案内を受け取る
Step3)FANFAREをダウンロードする
LPから汲み取れる情報は以上です。
現段階で投資対象が何なのか等、ビジネスモデルは不明なままです。
スマホにアプリをDLするだけで報酬が手に入るみたいですが、本当なのでしょうか。
①案内を進めると、LINEアカウント「【THE FANFARE】藤沢 琴音」の追加を促されます。
②登録後に説明動画(計3本)が日を空けて提供され、視聴を促されます。
動画視聴で『本案件=オンラインカジノのバカラやバスタビットで稼ぐ』という事が判明。
ブックメーカー・仮想通貨・オンラインカジノ等を対象にした自動取引ツールのようです。
99%の勝率で勝てる、との事、、、、
③動画の提供とともにTHE FANFAREアプリ体験版へ誘導されます。
アプリもどきのWEBサイトには既に100,000円の資金が元から入っています。
『画面上では』報酬が積み上がっていきます。ただし、残念ながら出金はできません。
※システム自体がデモ版なので元々出金できない仕様ですが、その事実は伏せられています。
④その後、報酬を引出すためには、THE FANFARE正規版への移行が必要であるとの案内が。
THE FANFARE正規版移行には有料コミュニティ(※)への参加が必須という事が判明します。
※有料コミュニティ=「TEAM FANFARE(チームファンファーレ)」
⑤更にFX自動売買システム「EXPAND GEAR(エクスパンドギア)」の購入勧誘もあるとの事。
費用はいくら?
無料なのは説明動画とTHE FANFARE体験版提供までのようです。
後に誘導される有料コミュニティー『TEAM FANFARE』参加費用は98,000円(税込)、
更に勧誘されるFX自動売買システム「EXPAND GEAR」の価格は148,000円(税込)との事。
特定商取引法に基づく表記
会社名 (販売業者) |
トラスト株式会社 |
---|---|
運営責任者 (販売責任者) |
鈴木 優次郎 |
所在地 | 東京都品川区西五反田5-5-11 |
電話番号 | 080-7187-5583 |
メールアドレス | fanfare.staff13@gmail.com |
販売URL | 記載なし |
特商法とは
特定商取引法により、事業者は運営会社名や店舗運営責任者といったような「特定商取引に基づく表記」をECサイト上に掲載することが定められています。
特定商取引法で対象となる商取引は訪問販売、通信販売、電話勧誘取引・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入などで、インターネット上での取り引きは、通信販売に該当します。
事業者所在地
特商法に記載されている住所は過去のものでした。
法人登記に記載されている現在の住所(東京都品川区西五反田8丁目12-5)をGoogleマップで調べてみました。
画像出典元:Google Map
オフィスはこちらのマンションの一室みたいですね。
鈴木 優次郎 藤沢 琴音ってどんな人?
本案件の運営責任者、鈴木 優次郎に関する情報は見当たらず、どんな人物かは不明です。
次に、本案件の開発者であるという藤沢 琴音は、どういった人物なのでしょうか。
LPのプロフィールによりますと、
・連続起業家、数々のビジネスを立ち上げ成功させる
・資産運用でもトップクラスの実力を持つ投資家
・次世代型資産構築アプリFANFAREを開発
との事です。
しかしながら、ネット上では裏付けとなる経歴詳細は一切確認できませんでした。
トラスト株式会社の実績は?
会社HP、そして法人情報を調べたところ、2017年11月設立。
<事業内容>
・WEBメディア制作
・WEB広告運用
・ソフトウェアの開発・制作・販売および保守
具体的な実績、副業ビジネスについての言及は一切ありません。
次に法人登記の最新住所は「東京都品川区西五反田8丁目12-5」ですが、
本案件の特商法に記載されている住所「東京都品川区西五反田5-5-11」と一致しません。
更に、会社HPに記載されている住所は「東京都品川区東五反田4-9-2東五反田KBビル」
なんと、法人登記住所だけでなく、特商法記載住所とも異なっています。
実は、これまでに所在地が5回も変更されており、都度修正を行わないという怠慢ぶりです。
また、数々の副業案件をリリースしており、いずれも悪評。
当ブログで取り上げた案件だけでも4件、下記になります。
『WINNING ACADEMY』『Dream Box』 『PUZZLE』 『Repulsion』
ところで「トラスト株式会社」の代表取締役は、畑岡宏光という人物です。
詳細は割愛しますが、検索すれば山ほどの情報(悪評)が出てきます。
この商材や販売者の評価
まず、公正が必須とされる特商法に登記上の最新住所を明記しない会社は信用できません。
また、会社代表の畑岡宏光に関する悪評が多数、穏やかではない騒ぎにもなっているとの事。
トラスト株式会社が関わる案件は、どのような内容であっても、危険視して下さい。
さて、本案件の実態は「正規版アプリ移行を名目とした高額コミュニティー」への誘導でした。
更に高額なFX自動売買システム(EA)の購入勧誘までされるとの事。
また、LPではTHE FANFARE=「資産構築アプリ」だと謳われていましたが、
ブックメーカー・仮想通貨・オンラインカジノ等を対象にした自動取引ツールのようです。
これらはギャンブルであり、資産運用や投資副業ではありません。
運任せのギャンブルを投資だとするのは無理があり、虚偽案件だと言えるでしょう。
虚偽宣伝は法律違反行為であり、悪質案件に使われる典型的な手口で危険です。
購買意欲を高めるために体験版(デモ仕様)で「稼げているかのような体験」をさせる。
最終的には高額料金を請求、という典型的な悪質手口「プロダクトローンチ」の悪用です。
当ブログでも取上げた同運営会社の悪評案件『Repulsion』と同じ仕組みです。
従って、本案件も稼げない可能性が高いと思われます。
高額なコミュニティに参加し、正規版を導入したところで本当にアプリが存在するのか、、、
トラスト株式会社の案件という事もあり、怪しいですね、全く信用できません。
更に、本案件の運営情報(会社名)は頻繁に変更されている事実も判明しました。
現状こちらで把握できただけでも下記の会社名が使用されています。
・トラスト株式会社 運営者名→鈴木 優次郎/友成 優吾/石井泰裕
※メールアドレス、携帯番号も頻繁に変更。
・アクシス合同会社 案件名「革命のファンファーレ」※本案件とLPが同じ=焼き直し案件
・ロイズ合同会社
・株式会社オーシャン・ファーム
・アイテック合同会社
悪評からの「検索逃れ」としての策でしょうか。巧妙ですね、、、、
また、トラスト株式会社のように会社所在地の変更回数が多い企業は注意が必要です。
こういう企業は隠したい事があったり、悪評逃れの為に社名や住所を変更するようです。
社名や本店所在地の頻繁な変更は、会社の危険度を見分ける1つの目安になります。
ところで、副業案件の解説動画に出てくる人達は、架空の人物である事が多いです。
【自称】本案件の開発者だと名乗る藤沢 琴音も例外ではなさそうです。
まとめ
以上の結果から私は推奨できないです。
LPの特商法表記に『トラスト株式会社』の記載があった時点で、注意が必要です。
稼げないどころか、高額を支払う事になりかねません。絶対に関わってはいけません。
悪質な案件に深入りして後悔するのは時間の無駄ですので、くれぐれも慎重に願います。
この記事をご覧になられたあなたは、ぜひ踏みとどまっていただくことをおすすめします。
大切なお金を捨ててしまわないよう、今一度しっかり考え直してくださいね。
最後に
プロフィールにも書いておりますが、私は10年以上前からインターネットビジネスに取組んできましたので、様々な商材を購入したりコンサルティング等も受けてきました。
人一倍失敗を繰り返し、苦い経験を積んできましたので、この記事を読んでいただいているあなたには、私と同じような失敗をしてほしくないと心より願っております。
私の記事が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人:サム