当ブログの管理人のサムです。
こちらのサイトではビジネス、投資、副業といったお金にまつわる情報商材を考察していきます。
さて、今回は株式会社ワンダーリアリティの岡村 貴弘が販売している『全自動10秒錬金ロボ(ROBOT)』という商材について検証してみたいと思います。
このページを見ているあなたはこの商材が本当に儲かるのかどうかが気になっていると思います。
そこでネットビジネス歴10年選手の私が、あなたの代わりに検証してみました。
結論から先にいうと、こちらの商材で稼ぐことは難しいと思います。
なぜそのような結論に至ったかについて詳しく解説していきますね。
全自動10秒錬金ロボ (ROBOT)の概要
利益発生までわずか10秒、最大日利44%の利益獲得が可能だという錬金システムだそうです。
それではいつものようにセールスページ(LP)を見ていきましょう。
<特徴>
●利益発生までわずか10秒
●小資金1万円〜 勝率90% 最大日利44%
●副業史上最速レベル超高速錬金システム登場
●やることはスタートボタンを押すだけ
●読者様限定100名様分の枠を特別解放中
●完全無料公開中
<導入方法>
1️⃣メールアドレスを登録する
2️⃣公式LINEを友だち追加する
3️⃣LINEにてシステムを受け取る
LPから汲み取れる情報は以上です。超高速錬金システムとはいったい何なのでしょう?
スマホで行うようですが、システムの詳細やビジネスモデルが何なのか等、一切不明です。
FXでしょうか?株?さっぱりわかりません、、、
LPから案内を進めると、公式LINEの友だち追加を促されます。
登録を行うと、動画(計3本)が時間差で配信され、視聴を促されます。
すると『本案件=バイナリーオプション自動売買システムで稼ぐ』という事が判明します。
また、本案件では「全自動10秒錬金ロボ」というシステムを使用するそうです。
システムを利用するには高額な『リッチ量産プロジェクト』への加入が必須との事。
費用はいくら?
完全無料なのは動画配信までのようです。
最終的に誘導される「リッチ量産プロジェクト」への参加費用は、
全自動10秒錬金ロボ搭載のタブレットあり→一括払い 217,800円(税込)
〃 タブレットなし→一括払い 162,800円(税込)
※いくつかある支払い方法は下記のとおりです。
【タブレットあり】一括21万7800円(税込)
【タブレットあり】2回払い月々14万500円(税込)
【タブレットあり】3回払い月々9万7500円(税込)
【タブレットなし】一括16万2800円(税込)
【タブレットなし】2回払い月々11万2500円(税込)
【タブレットなし】3回払い月々7万7700円(税込)
特定商取引法に基づく表記
会社名 (販売業者) |
株式会社ワンダーリアリティ |
---|---|
代表取締役 (販売責任者) |
岡村 貴弘 |
所在地 | 大阪府大阪市淀川区西中島6丁目3番24号M412号 |
電話番号 | 072-200-3056 |
メールアドレス | 記載なし |
販売URL | 記載なし |
特商法とは
特定商取引法により、事業者は運営会社名や店舗運営責任者といったような「特定商取引に基づく表記」をECサイト上に掲載することが定められています。
特定商取引法で対象となる商取引は訪問販売、通信販売、電話勧誘取引・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入などで、インターネット上での取り引きは、通信販売に該当します。
事業者所在地
特商法に記載している住所をGoogleマップで調べてみました。
画像出典元:Google Map
オフィスはこちらの北白石ビル4階にある「電話代行大阪」を利用されているみたいですね。
因みに、
●「カンニングオート」という悪評案件の運営、合同会社フロンティア
●当ブログで取上げた「全自動インサイダーROBOT」の運営、式会社PRICELESS
と同住所になります。
岡村 貴弘 ,荒本 剛志ってどんな人?
本案件の運営会社、株式会社ワンダーリアリティの代表取締役だという岡村 貴弘。
特商法表記では「代表取締役」となっていますが、会社HPでの代表者名は以前のまま。
会社代表は「田中 康裕」となっています。いったいどちらが本当なのでしょう、、、
また、岡村 貴弘は合同会社アドバンス(※)の代表取締役でもあるようです。
※本案件の開発者荒本 剛志が以前関わった「全自動10秒錬金ロボ」の販売運営会社。
次に、本案件の開発者である荒本 剛志とは、どんな人物でしょうか。
プロフィールによりますと、
・大阪府出身
・日本一の副業システムエンジニア集団のリーダー
・元サラリーマン、カラオケ機器営業の仕事を経てエンジニアに転職
・副業系のシステム会社としては日本一にまで成長
・集大成と言えるシステムが完成、大々的に発表することに
との事。残念ながら、裏付けとなる経歴詳細は一切確認できませんでした。
また、本案件以外に「全自動10秒錬金ロボ」という案件に開発者として関わっていました。
(販売運営は合同会社アドバンス)
本案件同様、バイナリーオプションの自動売買を行うといったものです。
本案件と同名称、かつ配布動画含め内容が酷似しています。
この事からも「焼き直し案件」の可能性が高いでしょう。
株式会社ワンダーリアリティの実績は?
会社HP、そして法人情報を調べたところ、2019年11月に設立。(会社HPでは10月)
会社HPでは代表者は田中 康裕となっています。(修正されていないだけかは不明)
<事業内容>
・コンテンツ事業
・映像制作
・WEBマーケティング
具体的な実績についての記載はありません。
本案件に関わるような投資部門はなく、金融商品も扱っていないようです。
ということは、金融商品取引業の登録もされていないと思われます。
当ブログで取上げた「神威(KAMUI)」という悪評案件の元運営でした。
(現在の運営は株式会社PRICELESS:代表者は本案件代表の岡村 貴弘)
更に「全自動インサイダーロボ」という悪評商材も販売していた事が判明。
いずれも本案件同様、バイナリーオプションの自動売買を行うといったものでした。
また、「カンニングオート」という同種案件の運営元、合同会社フロンティアの住所と一致。
こちらもバイナリーオプションの自動売買システムの悪評案件です。
特商法に運営者として株式会社ワンダーリアリティの前(?)代表『田中 康裕』の記載。
前出の株式会社PRICELESSも同住所で、代表者が本案件代表と同一人物です。
この商材や販売者の評価
本案件の実態は「バイナリーオプション自動売買システムの高額販売」でした。
また、「焼き直し案件」という事で、LPのデザイン等を変え販売を続ける手口を使用。
稼げない悪質副業案件でよく使われている手口です。
本案件は「利益発生10秒、勝率90%、最大日利44%」といった謳い文句が並びます。
動画でも「ラクして稼げる」と受け取れる楽観的な表現がありますが、現実はシビアです。
バイナリーオプション自体がハイリスク・ハイリターンな投資である事は事実です。
投資というよりギャンブルの側面が強いものなので、高リスクな取引だと言われています。
バイナリーオプションは「上がるか、下がるか」を予想するものです。
外れると全額損失のリスクがあり、初心者にはおすすめできません。
高額費用を支払ったところで、システムがきちんと作動するかも怪しいところです。
むしろシステムがインストールされずに終わる可能性すらあります。
また調査を進めていくと、下記の運営会社との関連性も明らかになりました。
●株式会社ワンダーリアリティ(本案件運営:代表→岡村 貴弘)
●株式会社PRICELESS(同住所:本案件と同様案件を販売:代表→岡村 貴弘)
●合同会社フロンティア(同住所:運営者としてワンダーリアリティ前代表の田中 康裕)
●合同会社アドバンス(本案件の前身「全自動10秒錬金ロボ」運営:代表→岡村 貴弘)
この4社は裏で繋がっていると考えるのが自然でしょう。
おそらく、案件名や社名を変え同種の悪質案件を販売し続けていると思われます。
上記4社が絡む案件には絶対関わらないよう、ご注意下さい。
まとめ
以上の結果から私は推奨できないです。
バイナリーオプションは金融庁からも注意勧告されるほどの高リスクな取引です。
ギャンブル性が高い為、手を出さないほうが無難だと言えるでしょう。
本案件のように、証券会社で認められていない自動売買ならなおさらですよね。
また、どの案件にも言える事ですが、LPに詳細記載がない時点で多角的に疑ってみて下さい。
この記事をご覧になられたあなたは、ぜひ踏みとどまっていただくことをおすすめします。
大切なお金を捨ててしまわないよう、今一度しっかり考え直してくださいね。
最後に
プロフィールにも書いておりますが、私は10年以上前からインターネットビジネスに取組んできましたので、様々な商材を購入したりコンサルティング等も受けてきました。
人一倍失敗を繰り返し、苦い経験を積んできましたので、この記事を読んでいただいているあなたには、私と同じような失敗をしてほしくないと心より願っております。
私の記事が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人:サム