当ブログの管理人のサムです。
こちらのサイトではビジネス、投資、副業といったお金にまつわる情報商材を考察していきます。
さて、今回は株式会社CJトラストが販売しているスマホ副業案件について検証してみたいと思います。
このページを見ているあなたはこの商材が本当に儲かるのかどうかが気になっていると思います。
そこでネットビジネス歴10年選手の私が、あなたの代わりに検証してみました。
結論から先にいうと、こちらの商材で稼ぐことは難しいと思います。
なぜそのような結論に至ったかについて詳しく解説していきますね。
本案件(公式ワークセンター)の概要
まず、本案件は「LINEの副業広告から誘導されるスマホ副業案件」になります。
LINE内で完結しており、入口となる公式サイト等(LP)がありません。
従って、案件名も運営会社も「不明なまま」案内を進めなければいけません。
※最終的にLINEの公式ワークセンターに登録する為、本案件=公式ワークセンターとします。
それでは、本案件の流れ(仕組み)を説明していきます。
①LINEのスマホ副業広告に興味を持つ→「LINE副業で稼ぐ」ボタンをタップ。
②「さゆり」というLINEを紹介され友達登録→本案件についての説明メッセージが届きます。
※この「さゆり」から届く数回のメッセージがセールスページ的役割みたいです。
<メッセージ内容の要約>
●初めての方でもスマホ1台でお仕事開始可能
●スマホの無料アプリに簡単な設定をするだけで自動で(アプリが)働いて(稼いで)くれる
●登録後すぐ始められる。1日平均5,000円~25,000円稼げる
●作業内容はスマホのアプリを使った確認作業のみ
●仕事を始めるには有料マニュアル「スマホ副業マニュアル」の購入が必須
●有料マニュアル代は報酬後払いOK。
●最大30,000円のキャッシュバックあり
●万が一稼げなかった場合の収入保証・返金保証
●マニュアル&専用アプリを受け取って初期設定を通話で行う
「さゆり」から有料マニュアルの料金説明があり、登録フォームが案内され申込みとなります。
この時点でも副業の仕事内容説明は一切ありません。運営サイドに関しても不明なまま。
詳細が一切わからないまま有料マニュアル購入申込みをする事になります。
また、LINE「公式ワークセンター」というアカウント追加も促されます。
登録するとメッセージが届き、簡単なアンケートに誘導されるようです。
また、通話面談(仕事説明?)の予約を入れる必要もあるとの事。
③提供される「スマホ副業マニュアル」はWEBページになっています。
ここでやっと本案件=FXの自動収益システムを利用したスマホ副業案件である事が判明。
更に、有料サポートプラン説明が明記されています。
「スマホ副業マニュアル」の内容を要約すると、
●FXの自動収益システム副業
●AI分析取引システムの導入
●プロによる専門のサポート
●1日10分で完結
●自動収益化
●未経験者OK
<お客様にお願いしている3STEP>
1️⃣証券口座の開設
2️⃣サーバーの設置
3️⃣アプリをダウンロード
※開設に関してのサポートあり
「スマホ副業マニュアル」から汲み取れる情報は以上です。
FXの自動売買システム(EA)を利用した副業なのでしょうか?詳細がイマイチわかりません。
薄い内容すぎて仕事を始める事すらできず、LINEで質問すると通話に誘導される模様。
こうして、電話による高額サポートプランへの勧誘が始まるそうです、、、、
費用はいくら?
初期費用「スマホ副業マニュアル」代は、22,000円。※後払い可能。
「スマホ副業マニュアル」購入後に誘導される有料サポート料金は下記のとおりです。
プラン | 料金 | サポート期間 |
フリープラン | 0円 | 7日 |
Eプラン | 10万円 | 15日 |
Dプラン | 25万円 | 30日 |
Cプラン | 53万円 | 40日 |
Bプラン | 83万円 | 50日 |
Aプラン | 110万円 | 60日 |
Sプラン | 160万円 | 70日 |
S=プラン | 210万円 | 90日 |
プラチナムプラン | 240万円 | 90日 |
特定商取引法に基づく表記
本案件の公式サイトは存在せず、有料マニュアルにも特商法表記の記載はありませんでした。
特商法とは
特定商取引法により、事業者は運営会社名や店舗運営責任者といったような「特定商取引に基づく表記」をECサイト上に掲載することが定められています。
特定商取引法で対象となる商取引は訪問販売、通信販売、電話勧誘取引・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入などで、インターネット上での取り引きは、通信販売に該当します。
事業者所在地
本案件の特商法表記はありません。
法人登記に記載されている住所をGoogleマップで調べてみました。
画像出典元:Google Map
オフィスはこちら「ラヴィリオ錦糸町ベルグレード 」というマンションの一室みたいですね。
株式会社CJトラストの実績は?
本案件の運営情報(販売会社名、販売責任者名)は正式公表されていません。
有料マニュアルに記載があった、問い合わせ電話番号から割り出した情報が下記になります。
●会社名:株式会社CJトラスト
●所在地:東京都墨田区大平1-3-8-1002
●電話番号:03-4400-4094
●メールアドレス:info@neo-support.online
法人情報を確認したところ、2017年9月設立。会社HPに代表者名はありませんでした。
<事業内容>
WEB SITE CREATIVE/WEB SYSTEM/CONSULTING/TEL APO
WEB関連の事業がメインのようですね。副業ビジネスに関しての記載はありませんでした。
この商材や販売者の評価
まず、本案件は、公式サイト(LP)がない、どこの誰が運営している案件なのか全てが不明。
有料マニュアルにも特商法表記がない、運営サイド情報は電話番号とメールアドレスのみ。
これだけで十分危険案件であり、怪しい以外の言葉が見つかりません。
特商法は、消費者を保護するための法律です。
特商法表記を疎かにするという事は「法律を守るつもりは無い」と表明しているのと同意です。
特商法表記に関しては毎回口酸っぱく連呼していますが、記載のない案件は危険案件確定です。
ここ数年LINE経由の悪質なスマホ副業案件が増え続けています。
本案件のように案件名や運営実態が不透明なものが多く、被害も多いと見聞きします。
これはネット検索逃れの策として意図的に不透明にしているのでしょう、巧妙で悪質ですね。
今後、益々案件名や法人名では危険を呼びかけられない事が増えるような気がします。
「LINEの副業広告には一切深入りしない!」これが一番の危険回避策ではないでしょうか。
美味みのある文言に覗いてみたくなる気持ちもわかりますが、一切関わらないのが賢明です。
さて、本案件の実態は「FXの自動収益システムで稼ぐ為の高額サポートプラン販売」でした。
おそらくFXの自動売買システム(EA)を利用した副業だと思われます。
本来、自動売買システムはプロトレーダーが取引を効率良く行うために利用するものです。
安全に運用し利益を出すには、それなりの知識が必要不可欠。『簡単に』は絶対有りえません。
FX自動売買システムで稼げるかどうかはシステムの性能にも左右されます。
残念な事に、本案件はシステム性能に関する説明記載が一切なく、得体が知れません。
更に「トライアル利用」的な事前に性能を試すサービスも設けられていません。
また、FXに関連する事業を行う場合、内容に応じて金融庁の登録を受ける必要があります。
しかしながら、本案件の運営会社は金融庁の登録をしていません。
※投資助言ではなくシステム販売のみを行っている場合は例外とされることもあります。
当たり前ですが、金融庁への登録の有無は「安全性」「信用性」の観点でかなり重要です。
安全に投資を行うには最低条件として金融庁の登録がある会社を選ぶべきでしょう
更に、本案件は仕事詳細説明はなく、まずはマニュアルの購入へ誘導されます。
仕事内容を知る前に初期費用を支払うのは、金額に関わらず非常にリスクが高いと言えます。
こういった案件は悪質である可能性が高い為、慎重な対応が必要です。
消費者庁からもマニュアル購入必須な悪質副業案件への注意喚起が出ています。
くれぐれもお気をつけ下さい。
簡単な作業をするだけで「誰でも1日当たり数万円を稼ぐことができ る」などの勧誘により「副業」の「マニュアル」を消費者に購入させ た事業者に関する注意喚起
出典元:
https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_cms103_220413_01.pdf
まとめ
以上の結果から私は推奨できないです。
本案件の行き着く先は金銭トラブルしかないでしょう。
LINE登録してしまった方はブロックして即削除して下さい。
怪しい案件に深入りするのは時間の無駄です。くれぐれも慎重に願います。
この記事をご覧になられたあなたは、ぜひ踏みとどまっていただくことをおすすめします。
大切なお金を捨ててしまわないよう、今一度しっかり考え直してくださいね。
最後に
プロフィールにも書いておりますが、私は10年以上前からインターネットビジネスに取組んできましたので、様々な商材を購入したりコンサルティング等も受けてきました。
人一倍失敗を繰り返し、苦い経験を積んできましたので、この記事を読んでいただいているあなたには、私と同じような失敗をしてほしくないと心より願っております。
私の記事が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人:サム