当ブログの管理人のサムです。
こちらのサイトではビジネス、投資、副業といったお金にまつわる情報商材を考察していきます。
さて、今回は合同会社KYの吉田 一寿が販売している『Market(マーケット)』という商材について検証してみたいと思います。
このページを見ているあなたはこの商材が本当に儲かるのかどうかが気になっていると思います。
そこでネットビジネス歴10年選手の私が、あなたの代わりに検証してみました。
結論から先にいうと、こちらの商材で稼ぐことは難しいと思います。
なぜそのような結論に至ったかについて詳しく解説していきますね。
Market(マーケット)の概要
独自の情報ルートから急騰株銘柄を無料で配信してくれる株式投資情報サイトのようです。
それではいつものようにセールスページ(LP)を見ていきましょう。
<特徴>
●独自情報ルートが大口資金の動向を察知!
●次の上昇銘柄はコレだ!先乗り急騰株無料配信中
●株価2倍も期待できる!
●業界最高水準の情報力
●大口資金筋に精通する業界コネクション
LPから汲み取れる情報は以上です。
実際に配信された銘柄を買えば利益を出せるのでしょうか?
LPから登録すると、メールが届きます。
株トレードに関する電子書籍(有料版の一部を抜粋したもの)が無料提供されるそうです。
またメールには会員用URLが記載されており、会員サイトへ誘導されるようです。
※有料サービスは会員サイトからの申し込みとなっている模様。
費用はいくら?
登録すると提供される電子書籍(有料版の一部を抜粋したもの)は無料。
有料サービスは下記のとおりです。
◇有料サービス一覧◇ | |
電子書籍 | 7,980円~19,800円 |
メールマガジン | 980円 |
WEB講座 | 月額29,800円 |
WEBセミナー | 一般:4,980円 マンツーマン:29,800円 |
※LPに記載はないですが、有料の推奨銘柄情報(1銘柄あたり3万円ほど)もあるようです。
特定商取引法に基づく表記
会社名 (販売業者) |
合同会社KY |
---|---|
代表者 (販売責任者) |
吉田 一寿 |
所在地 | 東京都世田谷区千歳台2-7-6 |
電話番号 | 03-6263-2903 |
メールアドレス | info@in-market.net |
販売URL | 記載なし |
特商法とは
特定商取引法により、事業者は運営会社名や店舗運営責任者といったような「特定商取引に基づく表記」をECサイト上に掲載することが定められています。
特定商取引法で対象となる商取引は訪問販売、通信販売、電話勧誘取引・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入などで、インターネット上での取り引きは、通信販売に該当します。
事業者所在地
特商法に記載している住所をGoogleマップで調べてみました。
画像出典元:Google Map
オフィスは奥の建物「サンライズ和光」というアパートの一室みたいですね。
吉田 一寿ってどんな人?
本案件の代表者である吉田 一寿。
会社HPが見当たらず、ネット上にも経歴や実績情報は確認できませんでした。
合同会社KYの実績は?
法人情報を確認したところ、2020年4月設立。会社HPは見当たりませんでした。
調べを進めると、2022年12月に関東財務局より警告を受けている事が判明しました。
「Needs」という案件で「無登録で金融商品取引業等を行っている者に対する警告」との事です。
下記は関東財務局のページからの抜粋になります。
「無登録で金融商品取引業等を行う者について(合同会社KY)」
令和4年12月26日
関東財務局無登録で金融商品取引業等を行う者について、金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針II-1-4(4)に基づき、本日、警告を行いましたので、下記のとおり公表いたします。
警告を行った無登録業者の業者名等概要
業者名等 合同会社KY 所在地又は住所 東京都世田谷区千歳台2-7-6 内容等 インターネットを通じて、投資顧問契約に基づく助言の勧誘を行っていたもの 備考 当該業者が提供するサービスの名称は「Needs」である。 上記は、勧誘資料等に基づいて記載しており、「業者名等」「所在地又は住所」は虚偽の可能性があります。
現在「Needs」のLPは停止しています。上記の事とネットでの悪評多数で閉鎖したのでしょうか。
また、本案件と内容が酷似している為、名称を変えた『焼き増し案件』の可能性が濃厚です。
この商材や販売者の評価
本案件は株式投資情報サービスでした。
高騰する株の銘柄を無料提供すると謳っていたのは、会員サイト誘導への集客の為でしょう。
登録者に無料教材を提供、会員サイトへ誘導し有料サービス勧誘が目的だと思われます。
また、本案件運営の合同会社KYは2022年に関東財務局より警告を受けています。
「無登録で金融商品取引業等を行う者について(合同会社KY)」という事での警告でした。
上記の事があったにも関わらず、まだ無登録業者なままで本案件をリリース。
更に名称や多少表現が変わっているものの根底は同内容な「焼き増し案件」だと思われます。
以上の事からも、本案件及び合同会社KYには絶対関わってはいけません。危険すぎます。
下記は本案件LPからの引用です。
【免責事項】
当社では、株式投資の知識や技術習得を目的とした学習コンテンツ(電子書籍・WEB講座)の提供を行っておりますが、これらは有価証券の取得の勧誘を目的としたものではございません。
また、金融商品取引法第二条第八項に抵触するサービス(売買指示・助言)は行っておりません。
当サイトで提供している情報について、その正確性、完全性、再現性などに関して保証するものではございません。
万が一、情報に基づいて被ったいかなる損害についても当社は一切責任を負いません。
最終的な投資の意思決定は、お客様ご自身でご判断くださいますようお願いいたします。
これは『言い逃れ』やかなり矛盾した内容ですね、、、
まず、投資助言業務は行っていない、との事ですが、無登録なので『できない』のでしょう。
また「株式投資の学習コンテンツの提供」であるとしながら「急騰株銘柄を提供」している。
矛盾していますよね。
また、投資助言サポートがないのであれば、初心者にはハードルが高いと言えます。
急騰株銘柄を提供されても、その後運用していくのは自身で行う事になるわけです。
全ては自己責任となってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。
当たり前ですが、金融庁への登録の有無は「安全性」「信用性」の観点でかなり重要です。
安全に投資を行うには最低条件として金融庁の登録がある会社を選ぶべきでしょう
まとめ
以上の結果から私は推奨できないです。
関東財務局より警告を受けた=それなりの被害報告が届いていると考えられます。
過去の事とはいえ、未だに無登録業者である事からも不信感が増すばかりです。
本案件に限らず投資案件に関して無登録業者と関わるのは危険です。お気をつけ下さい。
この記事をご覧になられたあなたは、ぜひ踏みとどまっていただくことをおすすめします。
大切なお金を捨ててしまわないよう、今一度しっかり考え直してくださいね。
最後に
プロフィールにも書いておりますが、私は10年以上前からインターネットビジネスに取組んできましたので、様々な商材を購入したりコンサルティング等も受けてきました。
人一倍失敗を繰り返し、苦い経験を積んできましたので、この記事を読んでいただいているあなたには、私と同じような失敗をしてほしくないと心より願っております。
私の記事が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人:サム