当ブログの管理人のサムです。
こちらのサイトではビジネス、投資、副業といったお金にまつわる情報商材を考察していきます。
さて、今回は株式会社PRICELESSの岡村 貴弘が販売している『LiNK(リンク)』という商材について検証してみたいと思います。
このページを見ているあなたはこの商材が本当に儲かるのかどうかが気になっていると思います。
そこでネットビジネス歴10年選手の私が、あなたの代わりに検証してみました。
結論から先にいうと、こちらの商材で稼ぐことは難しいと思います。
なぜそのような結論に至ったかについて詳しく解説していきますね。
LiNK(リンク)の概要
運用スタイルを利益発生速度から選べるという、かんたん投資システムだそうです。
それではいつものようにセールスページ(LP)を見ていきましょう。
<特徴>
●LiNKは運用スタイルを利益発生速度からお選びいただける、まったく新しい投資体験を提供
●完全自動トレードシステムLiNK
●LiNK開発者の山形直樹は金融系AI開発の第一人者。
LPから汲み取れる情報は以上です。「利益発生速度から選べる」とはいったい何なのでしょう?
独自のAI搭載完全自動トレードシステムを使用した投資案件のようですが、詳細は一切不明。
FXでしょうか?現時点では、さっぱりわかりません、、、
LPから案内を進めると、公式LINEの友だち追加を促されます。
登録を行うと、動画(計3本)が時間差で配信され、視聴を促されます。
すると『本案件=FXの完全自動トレードシステムで稼ぐ』という事が判明します。
また、本案件では「LiNK」というシステムを使用するそうです。
システムを利用するには高額な『LiNK KEY TO SUCCESS』への加入が必須との事。
費用はいくら?
有料コミュニティー『LiNK KEY TO SUCCESS』の価格は248,000円(税込)になります。
※一括払いの場合
特定商取引法に基づく表記
会社名 (販売業者) |
株式会社PRICELESS |
---|---|
代表者 (運営責任者) |
岡村 貴弘 |
所在地 | 〒104-0043 東京都中央区湊3丁目12-6 |
電話番号 | 03-4400-3908 |
メールアドレス | 記載なし |
販売URL | 記載なし |
特商法とは
特定商取引法により、事業者は運営会社名や店舗運営責任者といったような「特定商取引に基づく表記」をECサイト上に掲載することが定められています。
特定商取引法で対象となる商取引は訪問販売、通信販売、電話勧誘取引・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入などで、インターネット上での取り引きは、通信販売に該当します。
事業者所在地
特商法に記載している住所は「以前の所在地住所」でした。
法人登録している現住所(大阪府大阪市淀川区西中島6丁目3番24号P416)をGoogleマップで調べてみました。

株式会社PRICELESS
画像出典元:Google Map
オフィスはこちら北白石ビル4階にある「電話代行大阪」を利用しているみたいですね。
岡村 貴弘 ・ 山形 直樹ってどんな人?
本案件の運営会社、株式会社PRICELESS代表の岡村 貴弘。
LPには経歴プロフィールはなく、どんな人物なのかは不明です。
岡村 貴弘は株式会社PRICELESS以外でも会社代表や販売責任者を努めている事が判明。
●株式会社ワンダーリアリティ(代表)
●合同会社アドバンス(代表)
●合同会社フォレスト(販売責任者)
いずれもバイナリーオプションの悪評案件をリリースしている会社になります。
次に、本案件の開発者を名乗る山形直樹という人物。
LPのプロフィールによりますと金融系AI開発の第一人者とのこと。
大手証券会社やシステム開発会社と強固なコネクションを持ち、多くの開発実績があるとの事。
しかしながらネット検索をかけても経歴や実績の裏付けとなる情報は皆無でした。
過去に「未来資産アカデミー」という商材ではプログラマー兼実業家「那須善次」として登場。
どちらが本名なのかは不明です。
また、はたけ(畠中伸正)と組んで「アイネックス」なるバイナリーオプション商材を販売。
因みに、はたけ(畠中伸正)という人物は、情報商材界隈ではかなりの悪評で有名なようです。
株式会社PRICELESSの実績は?
法人情報を調べたところ、2017年2月設立。現在までに3回の移転(所在地変更)をしています。
当ブログで取り上げた「全自動インサイダーROBOT」という悪評案件をリリース。
また現在、悪評案件「神威(KAMUI)」の運営元にもなっています。
(以前の運営元は株式会社ワンダーリアリティ)
会社HPが見当たらない為、他の事業内容等は不明です。
この商材や販売者の評価
まず、本案件の特商法表記では「旧住所」を使用しています。
特商法に基づく記載内容の更新は法的義務であり、会社としての基本的な責任です。
情報が不正確なまま=株式会社PRICELESSへの不信感に直結。
この時点で『本案件は危険』だと判断して良いでしょう。関わらないのが賢明です。
さて、本案件の実態は「FX自動トレードシステムで稼ぐ為の高額コミュニティ誘導」でした。
本来、自動トレードシステムはプロトレーダーが取引を効率良く行うために利用するものです。
安全に運用し利益を出すには、それなりの知識が必要不可欠。『簡単に』は絶対有りえません。
また、FXの自動トレードシステムで稼げるかどうかはシステムの性能にも左右されます。
残念な事に、本案件はシステム性能に関する説明記載が一切なく、得体が知れません。
更に「トライアル利用」的な事前に性能を試すサービスも設けられていません。
高額費用を支払ったところで、システムがきちんと作動するかも怪しいところです。
むしろシステムがインストールされずに終わる可能性もあるでしょう。
また、FXに関連する事業を行う場合、内容に応じて金融庁の登録を受ける必要があります。
しかしながら、本案件の運営会社は金融庁の登録をしていません。
※投資助言ではなくシステム販売のみを行っている場合は例外とされることもあります。
当たり前ですが、金融庁への登録の有無は「安全性」「信用性」の観点でかなり重要です。
安全に投資を行うには最低条件として金融庁の登録がある会社を選ぶべきでしょう
ところで、有料のFX自動売買システムは、数千円からでも購入可能です。
数万円するソフトの場合でも。安全なものなら絶対に金融庁からの登録を受けています。
また、FX企業が提供している無料のシステムでも十分な性能があり実用的です。
以上の事からも得体の知れない高価なシステムをあえて購入する必要はありませんよね。
本案件以外にも投資系の粗悪システムを売り付ける悪質業者が急増しているとの事。
被害の届けも多い事から、金融庁でも注意を呼び掛けています。お気を付けください。
調査を進めていくと、下記の運営会社との関連性も明らかになりました。
☆株式会社PRICELESS(本案件運営:代表→岡村 貴弘)
●株式会社ワンダーリアリティ(本案件運営と同住所:代表→岡村 貴弘)
●合同会社フォレスト(本案件運営と同住所:販売責任者→岡村 貴弘)
●合同会社アドバンス(代表→岡村 貴弘)
この4社は裏で繋がっていると考えるのが自然でしょう。
いずれもバイナリーオプションの悪評案件をリリースしています。
上記4社および岡村貴弘が絡む案件には絶対関わらないよう、ご注意下さい。
まとめ
以上の結果から私は推奨できないです。
本案件のLPには具体的な内容記載がなく、稼げたという報告も見当たりません。
それどころか、ネット上では悪評が散見されており、怪しい投資案件だと思われます。
本案件への参加は金銭トラブルになる可能性が高い為、くれぐれもご注意下さい。
この記事をご覧になられたあなたは、ぜひ踏みとどまっていただくことをおすすめします。
大切なお金を捨ててしまわないよう、今一度しっかり考え直してくださいね。
最後に
プロフィールにも書いておりますが、私は10年以上前からインターネットビジネスに取組んできましたので、様々な商材を購入したりコンサルティング等も受けてきました。
人一倍失敗を繰り返し、苦い経験を積んできましたので、この記事を読んでいただいているあなたには、私と同じような失敗をしてほしくないと心より願っております。
私の記事が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人:サム