当ブログの管理人のサムです。
こちらのサイトではビジネス、投資、副業といったお金にまつわる情報商材を考察していきます。
さて、今回はTechnical service Co.,Ltd.のMakoto Hondaが販売している『HYBRID(ハイブリッド)』という商材について検証してみたいと思います。
このページを見ているあなたはこの商材が本当に儲かるのかどうかが気になっていると思います。
そこでネットビジネス歴10年選手の私が、あなたの代わりに検証してみました。
結論から先にいうと、こちらの商材で稼ぐことは難しいと思います。
なぜそのような結論に至ったかについて詳しく解説していきますね。
HYBRID(ハイブリッド)の概要
月収200万を目指せるという完全自動AI投資システムを使用した投資案件のようです。
それではいつものようにセールスページ(LP)を見ていきましょう。
<特徴>
●たった1タップで月収200万円 最高傑作の投資システム
●業界初 月収200万円完全保証
●超簡単 1タップだけで完全自動
●大好評 ライセンス料完全無料
●期間限定 無料トライアル募集
●スタートアップ特典がもれなくもらえる
・HYBRID 自動AIシステム
・初期投資金 20万円分
●0円投資
●知識・経験・時間、一切必要ありません。だから未経験者でも成功できる
★30代~80代が選ぶ ご利用満足度ランキング No.1
★自動取引パフォーマンス No.1
★サポートご利用満足度 No.1
※リサーチ機関アンケート結果
<ご利用はとっても簡単 たった3ステップ>
step1)HYBRIDに登録する
step2)システムを受取る
step3)1タップで運用スタート
運用スタート後は、、、利益が増えるのを待つだけ
LPから得られる情報はここまでです。
全自動AI投資システムが自動的に投資取引を行ってくれるようです。
しかしながら、投資の種類やロジック、システムの再現性等の具体的な説明はありません。
①LPから登録すると「運営事務局」「トライアルサポート」というLINE追加を促されます。
②LINEに登録すると、自動AI投資システム「HYBRID」へのログイン情報が届きます。
指定のサイトにアクセスし、メールアドレスと共通パスワードを入力してログイン。
すると、「本案件=バイナリーオプションの自動運用システム」だという事が判明します。
ログインして表示される画面には20万円分の運用資金がすでに入っています。
次に、システム画面上のボタンをタップすると自動で取引が始まったかのような演出が開始。
そして『画面上では』利益が自動で増え続けていきます。
因みに、出金はできません。なぜならシステム自体がデモ版(ただのWEBページ)だからです。
それらしい動きを見せていますが、外部の市場とつながっているわけではありません。
為替のリアルタイム情報もTradingView社のウィジェットが埋め込まれているだけです。
従って元々出金できない仕様ですが、その事実は伏せられています。
③一定期間上記の偽システムを使い続けると、サポートLINEから連絡が入ります。
その後、個人情報や銀行口座情報登録を促されるそうです。
おそらく、利益を引き出す為には『HYBRID正規版』への有料登録、
もしくは出金する為の手数料等が請求されると思われます。
費用はいくら?
LPでは「0円」との事ですが、登録が無料なだけでしょう。
おそらく、『HYBRID正規版』(有料)への誘導や出金手数料の請求があると思われます。
※詳細は現時点で不明ですが、費用請求の可能性は高いでしょう。
特定商取引法に基づく表記
会社名 (販売業者) |
Technical service Co.,Ltd. |
---|---|
代表者 (販売責任者) |
Makoto Honda |
所在地 | 16/F, MAN YEE BUILDING, 68 DES VOEUX ROAD CENTRAL, CENTRAL |
電話番号 | 記載なし |
メールアドレス | stopper@hybrid-system.jp ※退会申請先として |
販売URL | 記載なし |
特商法とは
特定商取引法により、事業者は運営会社名や店舗運営責任者といったような「特定商取引に基づく表記」をECサイト上に掲載することが定められています。
特定商取引法で対象となる商取引は訪問販売、通信販売、電話勧誘取引・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入などで、インターネット上での取り引きは、通信販売に該当します。
事業者所在地
特商法に記載している住所をGoogleマップで調べてみました。

Technical service Co.,Ltd.
画像出典元:Google Map
所在地住所は香港。
こちら「MAN YEE BUILDING」内に入っているレンタルオフィス利用みたいですね。
Makoto Hondaってどんな人?
本案件代表者のMakoto Hondaという人物。
LPに情報はなく、会社HPも見当たらず、経歴や実績情報は確認できませんでした。
Technical service Co.,Ltd.の実績は?
香港に所在地を置く海外法人なので日本の法人登録はありません。
また、会社HPも見当たらない為、事業内容等の詳細も不明です。
因みに、香港の金融ライセンス(SFC)で検索しても、この社名での登録はありませんでした。
この商材や販売者の評価
ここ数年、本案件のような海外事業者による投資案件を利用した事によるトラブルが増加。
海外事業者には日本の法律が通用しない為、被害者は泣き寝入りするしかないのが現状です。
従って、海外法人運営の案件には関わらないのが賢明だと思います。お気をつけ下さい。
さて、本案件の実態は『バイナリーオプション自動運用システムの販売』だと思われます。
おそらく、初期費用は無料でも、最終的には稼げない上に高額費用を請求されるパターン。
『独自のシステムツールを使用して楽に稼げる』と謳う副業・投資案件によくある手口です。
因みに、日本国内のバイナリーオプション事業者は仮想通貨の取扱をしていません。
そもそも仮想通貨の取引を行う為には、金融庁の仮想通貨交換業の登録が必要です。
海外法人であり、日本での登録がない事業者と投資取引をするのは高リスクで危険です。
また、本案件は、以前当ブログでも取上げた、
『EAGLE』 『パブリックプラスα』 『全自動AIシステム(Trading System) 』
と非常に良く似ています。
いずれも、バイナリーオプションの自動売買システムを謳っており、運営元は海外法人。
明らかな繋がりは確認できませんでしたが、組織的な手口なのでは?と気になるところです。
ところで、本案件のLPに「30代~80代が選ぶ ご利用満足度ランキング No.1」
「自動取引パフォーマンス No.1」「サポートご利用満足度 No.1」という記載がありました。
No.1等、最上級表現を広告で使用する場合、根拠や基準を客観的に明記する必要があります。
LP内を確認しても、No.1の客観的裏付けの記載は一切見当たりません。
正しい広告表現が行われていない=危険な案件か見分けるポイントになります。
まとめ
以上の結果から私は推奨できないです。
「全自動AI」「投資金プレゼント」「タップするだけ」は要注意ワード、必ず裏があります。
投資で稼ぐのは「タップするだけ」のような簡単な事ではありません。
バイナリーオプションはギャンブル性が高く、金融庁から注意勧告される高リスク取引。
ましてや海外事業者との取引になるわけですから、関わらないのが賢明だと言えるでしょう。
この記事をご覧になられたあなたは、ぜひ踏みとどまっていただくことをおすすめします。
大切なお金を捨ててしまわないよう、今一度しっかり考え直してくださいね。
最後に
プロフィールにも書いておりますが、私は10年以上前からインターネットビジネスに取組んできましたので、様々な商材を購入したりコンサルティング等も受けてきました。
人一倍失敗を繰り返し、苦い経験を積んできましたので、この記事を読んでいただいているあなたには、私と同じような失敗をしてほしくないと心より願っております。
私の記事が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人:サム