当ブログの管理人のサムです。
こちらのサイトではビジネス、投資、副業といったお金にまつわる情報商材を考察していきます。
さて、今回はfolio Co. Ltd. の手塚 久典が販売している『folio(フォリオJP)』という商材について検証してみたいと思います。
このページを見ているあなたはこの商材が本当に儲かるのかどうかが気になっていると思います。
そこでネットビジネス歴10年選手の私が、あなたの代わりに検証してみました。
結論から先にいうと、こちらの商材で稼ぐことは難しいと思います。
なぜそのような結論に至ったかについて詳しく解説していきますね。
folio(フォリオJP)の概要
最先端AIシステムを使用した投資による資産運用案件のようです。
それではいつものようにセールスページ(LP)を見ていきましょう。
<特徴>
●第2次、フォリオモニター会員様200名様限定の追加募集となります!!
●初期費用、手数料も全て無料!
●独自の開発技術により生み出された最先端システム→フォリオシステム
●投資による資産運用
●最先端AIが自動的に最適な投資取引を行います
●操作はボタンをクリックするだけ、回数制限もナシ!!
●ボタン操作1つだけのカンタン操作
●LINEと電話のサポート体制
●驚異の勝率90%超え!
●これからはAIに稼いでもらう時代です
●フォリオシステムの無料受け取り
●10万円の軍資金プレゼント
LPから得られる情報はここまでです。
フォリオシステムなる最先端AIシステムが自動的に投資取引を行ってくれるようです。
しかしながら、投資の種類やロジック、システムの再現性等の具体的な説明はありません。
①LPから登録すると【公式】LINEアカウント、サポートセンターLINEの追加を促されます。
②LINEに登録すると、フォリオシステム(WEBページ)のログイン情報が届きます。
指定のサイトにアクセスし、メールアドレスと共通パスワードを入力してログイン。
すると、本案件=ビットコイン(仮想通貨)を使用したバイナリーオプションだと判明します。
システム画面のSTARTボタンアイコンをタップすると『画面上では』合計利益が増えていきます。
※10万円分の運用資金は「画面上」すでに入っている状態になっています。
因みに、画面上にある出金申請に金額記入し【PAY】ボタンをタップしてもエラーになるようです。
※システム自体がデモ版=元々出金できない仕様、ですがその件は伏せられています。
③一定期間上記のシステムを使い続けると、サポートLINEから連絡が入ります。
個人情報や銀行口座情報登録を促されるそうです。
おそらく、利益を引き出す為には『フォリオシステム正規版』への有料登録、
もしくは出金する為の手数料等が請求されると思われます。
費用はいくら?
LPでは「無料」との事ですが、登録が無料なだけでしょう。
おそらく、フォリオシステム正規版(有料)への誘導や出金手数料の請求があると思われます。
※詳細は現時点で不明ですが、費用請求の可能性は高いでしょう。
特定商取引法に基づく表記
会社名と代表者名は記載されているものの、肝心な住所や連絡先が明記されていません。
特商法の表記として不十分であり、これでは信用できませんね、、、
会社名 (販売業者) |
folio Co. Ltd. |
---|---|
代表者 (販売責任者) |
手塚 久典 |
所在地 | 記載なし |
電話番号 | 記載なし |
メールアドレス | 記載なし |
販売URL | 記載なし |
特商法とは
特定商取引法により、事業者は運営会社名や店舗運営責任者といったような「特定商取引に基づく表記」をECサイト上に掲載することが定められています。
特定商取引法で対象となる商取引は訪問販売、通信販売、電話勧誘取引・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入などで、インターネット上での取り引きは、通信販売に該当します。
事業者所在地
特商法に記載がない為、不明です。
手塚 久典ってどんな人?
本案件を運営するfolio Co. Ltd.代表取締役の手塚 久典。
会社HPが見当たらず、ネット上にも経歴や実績情報は確認できませんでした。
folio Co. Ltd.の実績は?
会社HPが見当たらないので事業内容や実績は不明。
ネット上にも実績等の情報は見当たりませんでした。
この商材や販売者の評価
まず、本案件の特商法表記には肝心な住所や連絡先が明記されていません。
特商法は、消費者を保護するための法律です。
特商法表記に不備がある=「法律を守るつもりは無い」と表明しているのと同意です。
この時点で『危険視するべき案件』だと言えます。関わってはいけません。
さて、本案件の実態は『仮想通貨(ビットコイン)を使用したバイナリーオプション』のようです。
おそらく、初期費用は無料でも、最終的には稼げない上に高額費用を請求される事でしょう。
『独自のシステムツールを使用して楽に稼げる』と謳う副業・投資案件によくある手口ですね。
因みに、日本国内のバイナリーオプション事業者は仮想通貨の取扱をしていません。
そもそも仮想通貨の取引を行う為には、金融庁の仮想通貨交換業の登録が必要です。
住所すら明かせない怪しい事業者と投資取引をするのは高リスクだと言えるでしょう。
ところで、本案件LPで使用されている「folio」ロゴは株式会社FOLIOのロゴと非常に似ています。
株式会社FOLIOとは「AI投資ROBOPRO」を提供する金融商品取引業の許可を受けた証券会社。
提供しているAIシステムアプリも、GoogleストアやApp Storeに正式に承認されています。
実際、本案件名で検索すると株式会社FOLIOに関する記事が多数な為、同一かと錯覚しがちです。
本案件「folio」(フォリオシステム)と株式会社FOLIOの商品は全くの無関係です。ご注意下さい。
本案件があえて似せて作られたのか、それとも偶然なのか、真意はわかりません。
まともな会社であれば、ここまで似通った行為はしないと思いますが、、、
因みに、株式会社FOLIOでは『FOLIOを騙る悪質な行為に関する注意喚起』が行われています。
また、本案件は当ブログで取上げた『EAGLE』 『パブリックプラスα』と酷似しています。
どちらも、自動運用システムを謳った(ビットコインの)バイナリーオプションで稼ぐというもの。
明らかな繋がりは確認できませんでしたが、組織的な手口なのでは?と気になるところです。
もし繋がりがあるとするなら、本案件の運営も海外拠点なのかもしれません。
まとめ
以上の結果から私は推奨できないです。
「初期費用無料」「自動運用」は要注意ワードです。投資で稼ぐのは簡単な事ではありません。
更にバイナリーオプションはギャンブル性が高く、金融庁から注意勧告される高リスク取引です。
繰り返しますが、本案件に限らず特商法表記に不備がある=『危険な案件』である可能性大です。
本案件は運営元の所在が明確でない事からも関わらないのが懸命でしょう。お気をつけ下さい。
この記事をご覧になられたあなたは、ぜひ踏みとどまっていただくことをおすすめします。
大切なお金を捨ててしまわないよう、今一度しっかり考え直してくださいね。
最後に
プロフィールにも書いておりますが、私は10年以上前からインターネットビジネスに取組んできましたので、様々な商材を購入したりコンサルティング等も受けてきました。
人一倍失敗を繰り返し、苦い経験を積んできましたので、この記事を読んでいただいているあなたには、私と同じような失敗をしてほしくないと心より願っております。
私の記事が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ブログ管理人:サム